コンパッションとは温かく優しい前向きな心の状態です。

             

         そしてすぐれた見識と内的強さから行動を促します。

         〜ケリー・マクゴニガル,  Stanford大学 C-CARE〜

コンパッションとは・・

 慈悲、思いやり、共感、、、などと訳されることの多いコンパッションですが、語源的に「苦しみを分かち合う」という意味です。

感情の分類上の定義によると、

「他人の苦しみを目にした時に起こり、その苦しみを軽減してあげたいと望む感情」と言われています。

共感や利他的行動とコンセプトに関連はありますが、同義ではありません。共感は他人の立場や気持ちになって考えることのできる能力ことを広く指します。

 一方、コンパッションは共感を超えて助けてあげたいという思いまでを含みます。利他的行動は親切で献身的な行動で、コンパッションの感情から芽生えることもありますが、行動を伴わずともコンパッションを抱くことはできますし、利他的行動はコンパッション以外の要因から促されることもあります。

 道理を至上と考える人の中にはコンパッションは甘い感情論で道理にかなわないと冷笑するでしょうが、科学者たちがコンパッションの生物学的基礎の解明を始め、コンパッションは進化の過程で重要な役割を果たしてきたことが分かってきたのです。

 コンパッションの感情による効用として、科学的に現在までに分かっていることは、

  • 心拍を下げるなど心機能を良くする。

  • 「絆ホルモン」であるオキシトシンを分泌させる。

  • 共感、ケアに関する行動及び喜びに関する脳の部分を活性化させる。

ことなどです。

このような生物学的要因により人間は他人のために行動を起こしケアすることを欲する生き物なのです。

 

​スタンフォード大学C-CARE

THE CENTER FOR COMPASSION AND ALTRUISM

 科学はこれまで人間の精神について、病を治療することに多大な進歩を遂げました。

 

 しかし、精神の前向きな性質に関する研究はほとんど存在していません。

 

 コンパッション、利他主義や共感などの前向きな性質は人間にもともと備わった、かつ、人類に皆共通する中心的な性質といえるのです。

 

 コンパッションを能力として備えていたことにより、人類はこれまで数千年に渡り種として生存し、繁栄することができたのです。

 

 このことを背景に、スタンフォード大学C-CAREは、コンパッションと利他主義的行動に関する厳密な科学的研究を促進、支持、実施していくことを目的に、ジェームス・ドッティ氏(スタンフォード大医学部、脳神経外科教授)により2008年に設立されました。

 C-CARE設立には、ダライ・ラマ14世が大きな支援を行ったことが知られています。

 

 そして今日に至るまで、著名な脳科学者、行動学者、遺伝学者、生化学者と共同でコンパッションと利他主義行動に関する生理学、心理学的研究を行っています。

コンパッション養成トレーニング

Compassion Cultivation Training:CCT

 思いやり(コンパッション)養成トレーニングは、スタンフォード大学C-CARE(コンパッションと利他主義の研究教育センター)の静観学者、臨床心理学者をはじめ、様々な領域の研究者により共同開発された8週間のプログラムです。

 

 このプログラムは伝統的な静観修養(マインドフルネス)を基盤にして、現代心理学と科学的リサーチの考察を加えて作られたもので、自分、他人への思いやり(コンパッション)や優しさの能力を引き出すことを目的としています。

 人間にはもともと思いやり(コンパッション)の心が備わっています。しかし日常生活による様々なストレス、社会的プレッシャー、人生の様々な問題によりこの能力を十分に発揮することが難しくなっているのです。

 

 また、コンパッションは優しさと誤って解釈されていることがあります。コンパッション養成トレーニングではコンパッションについての正しい認識と、能力を引き出すための環境作り、具体的な方法のプラクティスを行います。

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